半導体分野では「ビッグデータ解析」が次の成長市場として期待されています。ビッグデータを解析するためにはマイクロプロセサに加えて、高速かつ大容量の新型メモリが必要になるからです。先日、中央大学 教授の竹内健氏が弊社主催のセミナーでこのことについて触れていました。
続きは→Tech-On記事:ビッグデータ解析に必要な半導体とは?
「ビッグデータ」解析に新たな半導体が必要との記事。一例として笹川トンネルの事故を例に、ビッグデータを解析すれば未然に防ぐことができたかもしれないとの指摘。
ビッグデータ解析に必要なのは常に最新の情報をインデックス(登録)する必要があり、ランダムアクセスが早い半導体が求められ、現状のNANDでは不足している。代わりにMRAMやReRAM、PRAMが求められているとのこと。
「ビッグデータ」の価値は十分理解できる。現在限られたスーパーコンピュータ設備でしか取り扱えな「ビッグデータ」が、半導体の発展により取り扱いが容易になれば、トンネル事故に限らず、渋滞緩和や適正な在庫調整など社会や産業界への貢献度は計り知れない。
しかし、MRAMやReRAM、PRAMといった新規メモリー候補がビッグデータに使用される可能性は低いと言わざるを得ない。ビッグデータを解析するのに必要なメモリ容量を考えた場合、NAND以外の半導体ではコスト的に難しすぎる。今後、新規メモリーが発展するアプリが開発され10年単位で生産が進めば、NANDの代替として使用される可能性はあるが、設備投資が下がる一方の現在の世界の経済状態では無理であろう。
そうであれば、記事の最後にあった通り、現状のNANDを使いこなすための周辺回路、アプリの開発を進めることが妥当である。こちらの分野に日本人が少ないのは確かに寂しいが、逆に考えると日本国内ではライバルが少ないとも言えるので、積極的に参加するチャンスかもしれない。
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